ミニチュアお椀の作り方

お椀の作り方

こんにちは、ミニコです。

今回はミニチュアお椀の作り方を説明させていただきます。
作り方の動画もあるのでよろしければそちらもご参照ください。

動画内で使用したもの

  1. 素材
    • 木製丸棒
    • 加工したMDF
    • プラ板(0.3mm厚)
    • プラ材パイプ
  2. 着色&着彩&コーティング関連
    • Mr.ベースホワイト1000
    • Mr.レベリングうすめ液
    • Mr.カラー(光沢 レッド、光沢ブラック)
  3. 工具
    • 木工旋盤バイト
    • エッチングバサミ
    • パイプカッター
    • アートナイフ
  4. 接着剤
    • タミヤセメント(流し込みタイプ)
  5. 型取り関連
    • エポキシパテ
  6. 成形道具
    • 細工棒
  7. その他道具
    • ティッシュ
    • ベビーオイル
    • ひっつき虫
    • 目玉クリップ
    • 耐水ペーパー
    • スポンジやすり
  8. 家電
    • 旋盤
    • 電気コンロ
    • 塗装ブース
    • エアブラシ

まず、上記の材料、道具をお手元にご用意ください。

STEP1 原型作り

STEP1 原型作り1

木製丸棒を削ってお椀の原型を作っていきます。旋盤に木製丸棒を固定し、木工旋盤バイトでざっくりと削ります。

STEP1 原型作り2

ある程度削ったら、エポキシパテ(白の主剤とベージュの硬化剤を同量ずつ)を練り合わせて丸棒につけます。

STEP1 原型作り3

ティッシュにベビーオイルを出して、細工棒に塗り、パテの形を整えていきます。形を整えたら時間を置いて硬化させます。

STEP1 原型作り4

硬化したらさらに削って形を整えていきます。

STEP2 熱加工

STEP2 熱加工1

木製丸棒にひっつき虫をつけて原型を固定します。

※高さを出す為に木製丸棒を使っています
STEP2 熱加工2

丸と四角に穴をあけた2枚のMDFを用意します。

STEP2 熱加工3

その2枚のMDFの間にプラ板(0.3mm厚)を挟んで、目玉クリップで4箇所固定します。

STEP2 熱加工4

電気コンロでプラ板をしっかり加熱し、原型に押し当てます。

STEP3 パーツの準備

STEP3 パーツの準備1

熱加工したプラの不要な部分をカットしておきます。

STEP3 パーツの準備2

お次にプラ材パイプを用意し、パイプカッターに挟んでくるくる回します。こうすることによって、プラ材パイプに溝ができます。

STEP3 パーツの準備3

作った溝にアートナイフを沿わせてカットします。

※パイプカッターでそのまま切断することもできますが、切断面が粗くなります
STEP3 パーツの準備4

こちらはお椀の底のパーツです。

STEP4 やすりがけ

STEP4 やすりがけ1

耐水ペーパーに水をつけて、先ほど熱加工したプラの淵を整えます。

STEP4 やすりがけ2

カットしたプラ材パイプの片面も同様に整えます。

STEP5 パーツの接着

STEP5 パーツの接着1

やすりがけした2つのパーツをタミヤセメント(流し込みタイプ)で接着していきます。プラ材パイプはやすりがけした面下にして接着します。

STEP6 やすりがけ

STEP6 やすりがけ1

旋盤に原型を固定して先ほど接着したプラを原型にかぶせます。耐水ペーパーを押し当てて、プラ材パイプ部分を整えつつ長さも調整します。

STEP6 やすりがけ2

スポンジやすりで全体を整えます。

STEP7 塗装

STEP7 塗装1

塗装ブースでエアブラシを使用して塗装していきます。「Mr.ベースホワイト1000」を「Mr.レベリングうすめ液」で薄めて吹き付けていきます。吹き付けたら乾燥させて、裏側も同様に吹き付けていきます。吹き付けたら乾燥させます。

STEP7 塗装2

下地の塗装が終わったら、色をつけていきます。Mr.カラー(光沢レッド、光沢ブラック)を混ぜて色を作りました。下地の塗装と同じように表と裏を塗装し、乾燥させたら完成です。

ミニチュアお椀の完成

ミニチュアお椀の完成

今回はお椀を作ってみました。以前作った茶碗と作り方はほとんど同じです。木材を旋盤で削って木製のお椀を作っても面白そうですね。
これまで作ってきたミニチュアの材料を使ってお味噌汁を作る予定ですので、そちらの動画もよろしくお願いします。

動画

関連動画

※リンクをクリックするとYouTubeに飛びます。

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